破産の魔力

迷える第2次ベビーブーム世代の仲間たちと

朝からの取り調べ

2017年(平成29)7月13日

 

朝から初めてのことばかりで戸惑いながら

留置所での一連の流れを体験した。

この日は9時過ぎごろ警察の取り調べに連れて行かれる

留置所を出る際、手錠をされて、腰をロープでつながれ

同じ建物内の取調室に連れて行かれる

テレビで観たことのある 完全なる犯罪者の姿である

取調室の椅子に座ると手錠は外され、ロープは椅子に括られる。

 

取り調べがはじまる

聞かれることは、何時ごろ何処で、誰と、何をどれだけ飲んで

何時ごろ車に乗って、どこら辺を通って現場まで行ったか?

言ってしまうと、ほぼこれだけではないだろうか

 

酒も抜け、数時間だがとても長い時間、いろんなことを考え反省した

なので、一つもウソはついていない。すべて正直に答えたのだが

とにかく覚えていない、思い出せない

後にこれが大きな問題となるのだが、

とにかく本気で思い出そうと考えても、出てこない

しかし、確信をもって答えられることは答え、

思い出せないことは正直にわからないっと答えた。

私的には、ウソ偽りのない本当のことをすべて答えた

そして午後も取り調べは続いた

ちなみに、昼飯は一度牢屋にもどり、朝と同じ要領で食べ

朝と同じようにつながれ、取調室に向かう。

午後の足り調べも終わろうという時に

私はこれで帰れると思っていたところ、警察官から

恐らく2泊はしてもらわなければならないと告げられる。

 

絶望に近い感じに襲われた

 

時系列では書いてこなかったが

自由を奪われた時間の長さか、帰ることのできない不安からか

異常に気持ちが悪い、朝飯も昼飯も食べれなかったにも関わらず

何度かもどしてしまった、取り調べ中も1度トイレに行かせてもらい

警官にロープを握られたまま・・

情けない話だがこんなことで体に異変が出てしまうのかっと思った。

 

そんなこともあり、ただ飲んで道で寝ていただけの人間を

こんな状態なら帰らすだろうと思っていた

自分の本能がそんな状態にしたのかもしれないが

明らかに安静にさせた方がイイ状態だったと思います

 

甘かったですね

 

ここは犯罪者が閉じ込められる場所

部活の合宿とはわけが違う

そう、私は犯罪者なのであります。

そして、具合はさらに悪くなり

時間はさらに長く感じ

 

「気が狂う」本当にそんな感じです。

 

眠ってしまうことができればいいのだが

一向に眠れない

時計を見る

柔道場と同じ質感の畳に顔をうずめる

振ったり擦ったり

また時計を見る

2分しか経っていない

 

月並みですが

このタップリな時間を使って自分の愚かさを反省しろということなのだろう

そして、本当にそうなっている。

その時の日記にも「書ききれない」っと書いてある。

そして、あの狭い3畳ほどの部屋の中を何周歩き回っただろう・・・